前半戦で巨人の先発投手で規定投球回に達しているのは9勝をあげている高橋のみです。戸郷も先発ローテーションを守っていましたが、途中に何度か2軍落ちして調整した期間もあったため、規定投球回にわずかに届いていません。

ただ、後半戦普通にローテーションで登板するなら規定投球回に到達しそうなため、高橋と戸郷に規定投球回の達成を期待したいです。

巨人の先発では後、交流戦中盤から復帰したメルセデス、6月後半に復帰した山口俊が安定したピッチングをしているので、後半戦もローテーションに入ってくるでしょう。

後はサンチェスもローテーションとして定着していましたが、最後の試合でノックアウトされたこともあり、2軍へ降格。後半戦でのローテーションは確約されていません。

となると、残りの2枠を投手陣で競うことになります。先発投手としては今村に畠、菅野、井納、若手では横川、直江、戸田あたりが枠を狙うことになります。ただ、菅野は不調によって無期限での調整となっており、井納は不安定な投球を見せているので、ローテーションに入るのは厳しいと言えます。

直江や横川もスタミナや球の精度に問題があり、戸田は中継ぎとして期待されている部分があるため、後半戦は今村、畠が入ってきそうだと予想できます。今村や畠に関しては先発として打ち込まれるときもありますが、良いボールは持っていると思うので、ローテーションで回せば後半戦は3〜4勝くらいできるのではと思います。

優勝のためには先発ローテーションの確立は大きなポイントです。ぜひ、後半戦で定着できる選手が出てきて欲しいですね。