炭谷が金銭トレードで楽天に移籍したため、巨人の捕手は今のところ大城、小林が併用されています。ほとんどの試合では打力を優先して大城がマスクをかぶりますが、山口やサンチェスなど、特定の投手の際は小林もマスクをかぶることが増えました。

リードに関しては投手の出来なども左右されるため、スタメンのポイントとしては判断が難しい部分もありますが、大城と小林は2人とも悪くはないと思います。大城が捕手として出場していることで先発投手の勝ちも多く付いており、特にメルセデスは途中からとはいえ5勝、高橋は両リーグ最多の9勝をあげています。

一方小林も山口俊のときは8回途中までノーヒットピッチングを展開するなど、リード面では大きな違いはないように思えます。2人で大きな差が出るとすれば、個人的には守備とパワーだと思います。

小林は肩が強いので相手の盗塁を自重させることにも勝っており、バント処理でもセカンドで刺すことができるので、守備の面では存在感を出してくれています。大城の場合はホームラン8本を打っており、チームで4位のホームラン数を打っています。

個人的には、今後2人のどちらのスタメンが増えるのかは打率の部分が関わってくると思えます。前半戦では小林が143、大城は236となっており、打率は両者共に高いわけではありません。

特に大城の場合は打力を期待されている部分もあるので、打率が230代少し不満なところもあるかもしれません。ただ、小林も打率が1割代ではいくら守備が良くても起用が難しくなります。

そのため、両者ともに打率を向上させることが必要ですね。小林の場合はとりあえず打率を2割代まで引き上げなくては厳しいので、単打でも良いので打率、または出塁率を上げることが必要ですね。大城の場合は打率を250、できれば去年と同じく270代まで引き上げて欲しいところだと思います。

捕手争いでは大城がリードしているかもしれませんが、今後の活躍次第では小林、また岸田にもチャンスはあります。正捕手目指して頑張って欲しいですね。