巨人は先発の菅野がコンディション不良から2勝4敗。無期限2軍調整となっているため、前半戦同様、後半戦もエースとしての働きは難しい部分があります。そうなると後半戦は誰を中心にしていくのかが大事なポイントです。

ここまで先発投手では唯一ローテーションを守り、規定投球回数に到達している高橋がおり、勝利数もリーグトップの9勝を挙げています。数字上で見るなら、エース格の筆頭は高橋になるかもしれませんが、今年初めてローテーションを守っているため、後半戦も同じような投球ができるのは未知数です。

リーグ2位の8勝を挙げている戸郷は、去年9勝を挙げ、1年間長い休養をもらいながらもローテーションで投げ抜いた経験があり、150kmを超えるストレートを持つピッチャーです。戸郷もエースとしてのポテンシャルは持っていますが、スタミナ面で不安が残るためエースとしての働きが後半期待できるのかというと不透明です。

前半途中で5勝をあげたメルセデスは、安定感のあるピッチングを披露していて実績もありますが、ケガで離脱を繰り返している部分もあるため、今後はケガをしないことが1番のポイントです。

個人的には上記で挙げた3人の投手が後半戦でもエースとしての働きに期待したいところです、復帰した山口や菅野にも期待したいところですが、菅野以降の若い投手がエースとしての地位を確立することは巨人で必要な部分となっています。

前半戦は高橋がエースとしての役割をしてくれたので、後半戦も期待したいところです。誰かが今年エース級の成績を残してくれれば、今年だけでなく来年以降も上位争いをすることができるはずです。