巨人は今季またしてもセカンドを固定することができませんでした。去年は吉川尚が規定打席に到達して固定できるかに思えましたが、怪我もあり結局固定とはなりませんでした。

ただ、今年も1番セカンドで出場した選手は吉川尚であり、来季は再びセカンドスタメンとして頑張って欲しいです。吉川は今年も打率は270代でホームラン5本打っており、セカンドで他にスタメンで出た北村や若林よりも良い成績を残しています。

守備でも広島の菊池以上の守備範囲と広いので、来季のセカンド筆頭も吉川尚が有力でしょう。ただ、吉川尚以外にも期待されている内野手もおり、それが湯浅と中山でしょう。湯浅も守備範囲は広く、打撃も今年一軍で3割を残しておりミート力はあります。中山もプロ1年目に二軍で3割を記録するなどミート力の高さは見えます。

湯浅も中山もパワーという点ではレベルアップが必要かもしれませんが、この2人が一気に成長できればセカンドのレギュラーも十分可能なはずです。

セカンドは守備の要なので、できれば守備の上手い人にレギュラーになって欲しいですね。来季に期待です。

巨人は今年も捕手を固定することができませんでした。巨人は今年一軍で捕手として出場したのは大城、小林、岸田です。1番捕手として出場したのは大城ですが、規定打席到達とはならず、終盤は小林と試合出場が分けられ、ファーストとして出場する機会もありました。

捕手としてシーズンを達成することができず、今年はホームランこそ11本打ちましたが打率は230ほどに留まり、打てる捕手とはなりませんでしたね。巨人は阿部が捕手を退いてから小林がポジションを取ったかのように思えましたが、正捕手とはならず、今は2、3人体制で行っています。

捕手は投手との相性もあるとはいえ、やはり捕手も個人的に固定できた方がチームとして一体感も生みやすいように思えます。大城も今年は守備面では向上したように思えますが、打撃でムラっ気があり、調子が悪いと打てなくなる、左投手が苦手など、克服しなくてはいけない部分もありますね。

捕手としては岸田も打撃が良いように思えるので、来季は大城、岸田でポジション争いをするのかと思います。小林は打撃を改善しないと、いくら守備がよくても常時スタメンは厳しいですね。

二軍にも喜多や山瀬など有望な選手もいるので、来季は新戦力の台頭、または現一軍の選手の底上げに期待したいですね。

巨人は今年も外国人選手の補強を行いますが、どのようなポイントで補強するのかが大事ですね。巨人はここ近年、投手に関してはデラロサ、マイコラス、ビエイラと戦略になっている選手はいますが、野手に関してはほとんどいません。

ここ近年でもゲレーロやクルーズなど、他球団から外国人野手を補強しており、自前で補強をしておらず、目立った成績も上げられていません。今年もテームズ、スモークがいましたが、両者共に戦力とはならず来年こそは物にしたいところです。

戦力ポイントとしては、巨人の場合は先発投手と5番打者という気がしますね。先発投手はサンチェスが抜けるので、特に急務です。先発投手では最低でも8勝、120イニング、防御率3点代の選手が欲しいですね。

勝利数は打者の援護によって変わりますが、防御率が3点代でなければローテーション定着は難しいので、6回2失点ほどでまとめられる投手がいればいいですね。

打者に関しては5番打者でしょうね。巨人のここ最近のウイークポイントであり、5番の不在が得点力不足に響いていますね。特に5番打者として期待する成績は280ほどで打点が70〜80打てるのがいいですね。ホームランよりもやはり打点が重要なので、クラッチヒッタータイプの選手が欲しいところだと思います。

巨人は補強に合う選手が取得できるのか注目ですね。