巨人は広島との第一線を11-8で勝利し、8連勝としました。点を取っては取られるシーソーゲームでしたが、8回に丸のタイムリーと岡本の3ランで3点を勝ち越し試合を決めることができました。

昨日のヒーローは3安打6打点の岡本ですね。チャンスでいずれもヒットとホームランを放ち4番としての力を見せつけました。8回の球は低めのチェンジアップで簡単なコースではなかったですが、しっかりすくい上げてレフトスタンドに叩き込めました。

タイムリーも随所で出て点の取り方も良かったので、打撃に関しては非常に価値の高い試合になりましたが、課題も大きく残る試合となりました。

まずは先発のサンチェスですね。立ち上がりからコントロールが定まらず、ヒットでフォアボールなど、ずっと調子の悪いままで修正することができませんでした。

サンチェスは良いときはスイスイ投げますが、調子が悪いとコントロールが定まらず序盤でノックアウトされることが多いですね。防御率も4点台なので、不安定なピッチングで信頼を得ることができていないですね。

また北村もサンチェスのピッチングで足を引っ張りました。セカンドゴロでゲッツーを焦ったのかタッチもできず、ファーストに悪送球でピンチを拡大。さらに、ボテボテのセカンドゴロも焦って掴み損ねて追加点を与えてしまいました。

打撃の調子が良かった分、守備でリズムを崩してしまったのは非常にもったいないところですね。エラーは誰でも起こることなので、切り替える精神面の強さが必要なのと、焦らずに状況判断ができることが課題となりましたね。

また5回に戸根を引っ張り過ぎたのも采配としてはミスが出ました。サンチェスの後を継いだ戸根は4回までは広島打線を抑えていましたが、コントロールにバラつきもありました。

自分で打点を上げるなどのっていた部分があるとはいえ、3回途中から投げていたのて実質3イニングは少々引っ張り過ぎました。ピンチを拡大して畠と田中豊ではやはり荷が重く、4失点のビッグイニングを作ってしまいました。

難しい投手継投でしたが個人的には5回の頭から畠を使うと思っていたので、引っ張ったことには嫌な予感もしていました。

課題も出ましたが、とりあえず乱打戦を制すことができたので、このまま連勝を伸ばして欲しいですね。