巨人はヤクルトと対戦して2-2で引き分けました。第3戦目も投手戦となり、巨人の先発山口俊は自信の四球とエラーで初回に失点しましたが、その後は立ち直り7回1失点と抑えました。

9回にビエイラが打たれて連続無失点記録がストップし、このまま敗戦かと思いましたが、最終回に吉川尚と若林のヒットで同点として、そのまま引き分けに終わりました。

巨人としては追いついての引き分けなので、勝ちに等しい引き分けとなり、この3連戦を2勝1分けと勝ち越すことができました。ただ、試合内容としては「勝てた試合でもあるのかな」という感じもします。

まずは7回に岡本が出塁した際にすぐに増田に代走を送りました。1点を取りに行くとして積極的に動きましたが、この試合ホームランを打って打撃が好調だった岡本を代走に代えるのは大きなリスクもあるように思えました。

結果的に最終回に岡本の打順の増田がバントで送ったことが同点につながりましたが、あそこで0点に抑えられていれば戦犯となっていたところです。

また、ビエイラが投げているときは大城がリードしていましたが、ストレート一辺倒の配給はかなり疑問視されるリードでした。特に、オスナを2ストライク0ボールと追い込んでから高めのストレートを要求して2ベースにされたのは、軽率と言われてもしょうがない場面ですね。

1番の疑問はなぜ最終回に同点になった場面のチャンスで松原の代打で重信だったのかという点ですね。松原はこの試合ノーヒットでしたが、進塁打を打つなど、最低限の打撃をしていたので悪くはないように思えました。

まだ、中島であれば理解できますが、同じ左でゲッツー逃れをしたいなら松原のままで良かったのではと思いますね。重信は結果的に三振。こう言っては悪いですが、自分の予想通りの結果でした。重信はミート力が高くなく、振り回すような打撃なのでチャンスの場面では正直期待はほとんど持てませんでしたね。

今回の試合では采配面を見ると少し動き過ぎた感じが個人的にしますね。動くことも大事なのですが、やはり待つべきときも必要ですね。難しいところですが、今後の試合も期待は十分持てるので、阪神戦も期待したいです。