巨人は３位にいるとはいえ、広島とは2.5ゲーム差という僅差になっています。一時は10ゲーム以上離していたのに、僅か数日にでここまで縮められたのは巨人のチームとしては大きな失策でしょうね。

ただ、ここまで僅差になってくると巨人はCS進出のために、広島の動きに注目しなくてはいけません。巨人は残り4試合、広島は残りが7試合残っており、このまま巨人が4試合全敗すれば勝率は476となります。一方広島は残り巨人が全敗すると仮定すれば勝率を上回るために4勝3敗で477となり、３位に浮上します。

巨人が1勝すれば484となり、広島は残り5勝が必要。巨人が2勝2敗の5分で492となり、広島は6勝しても492で並び、7連勝で勝率5割となり3に浮上します。つまり、巨人は残り試合を勝率5割でいけば３位に残る確率は大分高くなりますが、ここまで投打がかみ合わない状況だと残り全敗もありえます。

広島は連勝を伸ばしている状況で勢いがあるので、このまま残り試合で7連勝することはなくても、5勝2敗ほどの成績は残せそうな気がします。もし広島が5勝2敗なら巨人は残り4試合を五分で戦う必要があり、とにかく試合に勝つことが求められます。

打線は状態が上向きになっているように思えますが、ここに来て投手陣が打ち込まれているので、いかに投手が抑える試合を作れるかがポイントに切り替わっています。巨人はここからDeNAとヤクルトに2試合であり、DeNAの試合で連敗を止めなくては、首位のヤクルトが残りは相手なので全敗が現実的となってきます。

巨人はCSに残れるのか、それとも広島になるのか、首位争いと同じく３位争いも熱くなってきています。