野球(巨人ファン)

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巨人のV逸原因2.ベテランや実績重視の起用法

巨人のV逸の原因としては中5、4日の投手起用もそうですが、打線でもベテランや実績を重視した起用が目立った試合でした。巨人の序盤は主力組の調子が上がらず、丸や岡本が不振となっていました。


ただ、コロナによって丸、若林、ウイーラー、中島が離脱した後は外国人の入国遅れもあり、若手の起用が目立つようになりました。


特に、ファースト起用が増えた香月は鋭いスイングでパワーを見せつけていましたし、攻守に精彩を欠いていた吉川も徐々に調子を取り戻し、重信も打率3割後半を打ち、松原も打率を上げてくるなど、若手でも中堅どころの選手が頑張っていました。


若手の力もあり、打線の状態も上向きになっていた中でコロナ組が戻ってきた際はそれまで起用されていた多くの若手がベンチに戻ってしまう展開となりました。実績だけで言えば丸や中島は確かにあるのですが、この時に結果を残していた若手のほとんどがベンチで代打待機をする結果となり、それと同時に調子も落としていったのはもったいなかったですね。


このタイミングであれば若手への起用に変更できた中で、結果的にベテラン組に頼ることになったのは、いろいろな部分で痛い選択になったかもしれません。


新戦力の外国人が来日すれば、調子の良かった松原もベンチ要員となり、吉川尚や松原は1ヶ月近く結果を出しつつもベンチ要員になってしまうなど、采配は完全に実績重視となっていました。


後半戦でも湯浅が打率3割後半で結果を残すもチーム事情で2軍、一軍で初打席で初ヒット、初打点を挙げた八百板はスタメン出場することなくベンチ要員、投手でも結果を残していた戸田は二軍で育成の選択を行い、今村もシーズン後半は二軍。


シーズンを通して若手の底上げをする機会はあったものの、ベテランと実績組に頼ったのが後半の大失速につながったように思えますね。


その中でも松原は規定打席到達できたのは大きかったですが、松原も梶谷の怪我が無ければおそらく規定打席到達はできなかったかもしれません。来季も原監督のようですが、今年と違い結果を出した若手をしっかり起用して欲しいですね。


こうづき