巨人のV逸原因としては新戦力が機能しなかったことですね。巨人は日本一を取るために選手の補強を去年行いました。新外国人ではテームズとスモーク、FAで梶谷と井納、田口トレードで廣岡、シーズン中には炭谷を楽天に放出し、無償トレードで中田、戦力補強ではハイネマンを獲得しました。

ただ、新戦力として1年間活躍できた戦力は0です。テームズもスモーク、シーズン途中で自由契約により帰国　(ハイネマンも体調不良で同じく帰国)、梶谷は怪我で後半は出場なし、井納も二軍で満足な成績を上げられず一軍で0勝。中田は入団経緯の件もあり打率1割の7打点。

どれも1年間通して活躍できず、後半は結局去年とほぼ同じメンバーによって試合をすることになりました。ただ、去年のメンバーも丸と坂本は成績を落とし、野手では岡本が打点とホームランでキャリアハイを作り、松原が規定打席到達できたこと以外は誰も向上しませんでしたね。

優勝したヤクルトは新戦力のオスナとサンタナが活躍し、山田も復活して34本のホームランと打点100以上をあげていますし、中村も打率は279と打率を上げています。村上はホームランと打点王争いをするほどキャリアアップし、塩見が1番に定着しました。

阪神も新戦力の中野に佐藤、マルテとサンズが活躍して近本に梅野がキャリアアップしています。巨人は既存戦力の低下と新戦力が誰も活躍できなかったのが大きなポイントになりましたね。

戦力の向上ではFAではなく、チームの既存メンバーの底上げが大事ですね。来季に新戦力となる選手が出てくることに期待です。