巨人のV逸の原因としては、我慢の起用ができなかったことも1つの要因となるでしょう。原監督はスピーディーに采配を行うので動きも早いですが、見切りも早いです。去年は持ち前のスピーディーさが功を奏した部分も多く、采配が当たっていて勝てた試合もありました。

ただ、今年に関しては見切りが早いことで、投手陣の疲労蓄積や成長という点では中途半端になってしまった部分が多かったですね。序盤のマシンガン継投や投手陣が2〜3失点すると次々に投手を替えてしまう、それに伴い8、7番に投手を入れるため、スタメン選手が1打席で代わってしまうこともありました。

左投手には右打者、右投手には左打者など、相手の投手に合わせて打者をコロコロ替えてしまうのも、結果的に裏目に出てしまうことも多かったですね。

今年優勝したオリックスとヤクルトは、どちらも若手を我慢強く起用したのが特徴となっています。先手を打った試合により結果的に逆転した試合は今年はほとんど無かったように思えるので、我慢の起用ができなかったことが若手の成長や勝ち切れない試合が増えたなど裏目に出てしまったように思えますね。

采配は結果論になることもありますが、シーズン中では我慢をする場面も必要だと個人的に思うので、来季の変化に期待したいですね。