巨人は阪神との第二戦6-2で勝利しました。巨人は戸郷が7回2失点と粘りのピッチングをして試合を作ることができました。前日にはメルセデスが3回で降板しているため、戸郷にはプレッシャーもあったかもしれませんが、フォークやカーブを混ぜながら阪神打線を抑えていた印象があります。

打線も苦手な左腕伊藤でしたが、岡本の犠牲フライと大城、坂本のホームランで3点を取り、伊藤降板後も中継ぎ陣を攻めて3点を取って差を広げることができました。特に丸が8回に藤浪から打ったホームランは「復調できたか」という期待を持てるホームランでした。

藤浪のカウントも悪くストレートしかストライクが入らない状態だったので、ストレート待ちが分かる状態でしたが、150km以上の球速が出ていました。二軍落ちの前はストレートに差し込まれていた丸でしたが、しっかりセンターにホームランを打てたことは、調整の効果が出たかなと期待を持てました。

この試合でも丸は3安打打って猛打賞なので、これをきっかけに打率を上げてもらえれば、3番で十分役割を期待できると感じます。後はチャンスの場面で打てる機会が増えれば、打点も伸び、復調と確信できますね。

昨日の試合は投打がかみ合って阪神に勝利できましたが、まだ7ゲーム差と大きな差があります。しっかり1試合1試合を取りこぼさないようにする必要がありますね。

巨人は阪神との第1戦を7-1で完敗してしまいました。首位阪神とは8ゲーム差になり、ヤクルトと入れ替わりで3位に転落してしまいました。巨人は先発のメルセデスが3回で6失点と背信の投球。

前回まで1点で抑えていましたが、昨日はコントロールが甘くストレートも変化球も全て真ん中付近に集まっていました。今の阪神打線は甘い球を見逃してはくれないので、甘い球を全て打ち返されていましたね。

メルセデスが満塁にした後に、降板後は田中豊がマウンドに上がりましたが、満塁ホームランを打たれて一気に試合が決まってしまいました。田中豊も満塁ホームランは防がなくてはいけない場面でしたが、荷が重いことを考えるとしょうがない部分もあります。

打線も初回の満塁で中島がサードゴロに倒れ、ツーアウト2、3塁の場面でも三振と西に全くタイミング合っていなかったですね。復帰した丸もチャンスでは三振であり、ヒット1本四球1つと役割を果たしていないことはありませんが、3番のインパクトは無いように思えました。

昨日の試合で唯一良かったのは育成から上がってきた戸田が阪神打線を1回無失点に抑えたことですね。ストレートにも力があるように感じ、思いっきりの良い投球をしていたので、今後も起用されるように思えます。

戸根も3回を無失点に抑えていたので、良い投球をしていましたが、彼は好不調の波が激しいので投げてみないと分からない部分がありイマイチ信用をしにくい投手なのが難点です。球に力はあるので、昨日のようにストライク先行の投球をするなら防御率も良くなり、信頼を得られるかと思います。

8ゲーム差になったことで4位との差もケアしなくてはいけない順位になりました。個人的にはベテランも若手も似たような感じに見えるので、思い切って若手を起用して欲しいですね。ファーストを香月、セカンドを湯浅と平間で起用して順位の上を目指しつつ来年につながる戦力の向上もして欲しいです。

巨人は今日、阪神との3連戦です。ここまで首位阪神とは7ゲーム差となっており、巨人はここで負け越してしまうとゲーム差が広がってしまいます。3タテできれば大きいですが、最低でも2勝1敗で勝ち越すことが大事です。

阪神は投打共に力があり、ルーキーの佐藤や中野の打撃状態もいいです。また、マルテやサンズ、近本なども打撃好調なので、巨人はできるだけ連打を浴びないようにするのが大事です。

巨人はメルセデス、戸郷、高橋のローテで行くようであり、巨人側としては1番計算ができる3人の投手を阪神戦にぶつける感じです。特に、メルセデスは阪神戦を得意としているので、できれば6回、7回まで投げて2〜3点以内に抑えて欲しいですね。

阪神の先発は西、伊藤、秋山の順番できそうです。西や伊藤には抑えられているイメージがあり、秋山も前回は打ち崩しましたが、コントロールの良い投手なので、今回は分かりません。

巨人は梶谷スモークがおらず、ファーストとセカンドに空きが出ている感じです。若手の湯浅や香月、平間などを起用するのか亀井や中島などのベテランを起用した采配となるのか、分かりませんが、ホームランは難しい球場なのでつながる打線をイメージした方がいいかなと個人的に思います。

巨人と阪神の3連戦に注目ですね。